前立腺がんホルモン療法

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検査と治療のご案内

前立腺がん治療 ― ホルモン療法

前立腺がんの特徴

男性に特有の臓器、前立腺にできる「前立腺がん」には、他のがんと違う特徴があります。

  1. PSA(前立腺特異抗原)の血液検査を定期的に受けていれば、早期に発見しやすいがんです。
  2. 比較的進行がゆるやかで、初期のがんが見つかっても経過観察となることもあります。
  3. 自覚症状は、主に排尿障害や血尿などがありますが、初期や中期の頃は症状がでにくいです。
  4. 骨に転移しやすく、おしっこの症状が全くなかったのに、腰痛で病院に行ったら、骨転移した進行がんが発見されるケースもあります。
  5. 男性ホルモン感受性のがんで、男性ホルモンの刺激を受けると増殖がうながされます。

前立腺がんの検査

前立腺がんの診断には、以下の検査を行います。

  1. PSA(前立腺特異抗原)の血液検査
    初期診断に非常に有効で、患者様の負担も少ない検査です。→PSA検査とは?
  2. 直腸診
  3. 前立腺エコーなど、画像診断
  4. がんが疑われる場合、前立腺生検により確定診断

…などの検査を行い、最終的に前立腺がんと診断された場合には、治療へと移行します。

前立腺がんの治療

前立腺がんが見つかった場合には、通院によるホルモン治療を開始いたします。
がんの悪性度(グリーソンスコア)や、おからだの状態によっては、手術や放射線療法をおすすめすることもございます。

ホルモン治療とは

前立腺がんは、男性ホルモンの刺激を受けることにより、増殖のスイッチが入ります。
男性ホルモンが多いとがん細胞が増殖しやすく、少ないと増殖しにくくなります。
つまり、男性ホルモンと前立腺がん細胞との結びつかないようにすれば、前立腺がん細胞の増殖を抑えることができます。
ほとんどの前立腺がんで有効な治療法ですが、年月の経過とともに徐々にお薬が効きにくくなる傾向があります。(10年以上有効なケースもあります)
効果が見られない場合には、抗がん剤や手術による治療が必要となります。
前立腺がんのホルモン治療には、以下のお薬を用います。

1) LH-RHアゴニスト(リュープリン、ゾラデックスなど、注射薬)

脳から精巣へ、「男性ホルモンを作れ」という命令を出すホルモンの働きを遮断することで、
精巣からの男性ホルモンの分泌を抑えるお薬です。
男性ホルモンは副腎からも分泌されるため、ホルモン分泌は完全にゼロにはなりません。

2) 抗アンドロゲン剤(カソデックス、プロスタールなど、飲み薬)

細胞の表面の、男性ホルモンが結合する部分(レセプター)に結合しやすいお薬で、
前立腺がん細胞が男性ホルモンと結合し、刺激を受けることを阻害する働きがあります。

3) MAB療法

上記の2種類のお薬を併用することにより、以下のような相乗的な治療効果が得られます。

  • LH-RHアゴニストにより、男性ホルモンの分泌を減少させる
  • 抗アンドロゲン剤により、副腎からも放出される男性ホルモンを阻害する

ホルモン治療の副作用

なお、男性ホルモンの分泌が減少することにより、以下の副作用が見られます。

  1. 性欲の減退、勃起障害(ED)
  2. 男性更年期症状(顔のほてり、冷えのぼせ、発汗、疲労感、不眠、うつ症状など)
  3. 女性化乳房
  4. 肝機能障害

前立腺がん治療の受けられる医療施設

神田医新クリニック 03-5833-3240
長瀞医新クリニック 0494-66-1000
医新クリニック 03-5995-5100 
※金曜日のみで予約制になっています。
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