日本前立腺協会の活動内容

前立腺癌、前立腺肥大症などの前立腺疾患に関する研究を行い、公開市民講座などの啓蒙活動により、前立腺癌などの予防と早期発見、及び治療の進歩の促進を図る事を目的とします。

在宅前立腺がん検診の流れ

検診申し込み

日本前立腺協会へ、電話(03-5833-5590)にてお申し込みください。

郵便振替

郵便振替用紙が届きます。検診料3,500円をお振込みください。

検診キットの到着~返送

検診料のお振込みが確認できましたら検診キットを郵送します。検診キットの説明に従って、血液採取を行ってください。採取が終わりましたら返信封筒にてサンプルをご返送いただきます。

検査結果報告

サンプルが届き次第、検査を行います。結果が分かり次第、結果報告書をご郵送します。なお、結果が出るのに2週間ほどかかります。

前立腺って? PSAって?

前立腺とは

前立腺は男性にだけにある臓器で、膀胱の出口付近に、尿道を包み込む形で存在しクルミ大の大きさと持った、栗の実のような形をしています。その役割は、尿の出の調節と性機能に関わっています。
睾丸で作られた精子は、精嚢腺などを経由して前立腺に送られ、前立腺が分泌する液によって活発な活動能力を獲得してから尿道に送られ、射精によって精液とともに体外に出ます。精液全体の1/3は前立腺液で、成分に含まれるクエン酸は精子を庇護し、果糖は運動エネルギーになり、亜鉛は、精子の運動を促進させる働きがあることが分かっています。

PSAとは

PSAは、前立腺特異抗原のことをいい、前立腺がん検診の指標として用いられます。採取した血液で調べるPSA(前立腺特異抗原)は、前立腺にがんができると、そこだけにある特異タンパクが血液中に漏れ出してくる性質を利用するもので、数値が高いほど異常の程度が大きい事を意味し、肥大症やがんの発見につながります。

前立腺がんと自覚症状

前立腺がんについて

前立腺がんは、アメリカでは男性の部位別発生率トップ、死亡率も肺がんに続き第2位になっています。日本では、社会の高齢化と生活環境の欧米化に伴って急増傾向にあり、泌尿器科領域におけるがんでは最も多いがんです。全体として、前立腺がんは進行が遅く、5年生存率は、前立腺内に限局している場合は70~90%、前立腺周囲に拡がっている場合は50~70%です。ホルモン療法が有効なため、他のがんと比べると比較的予後の良いがんといえます。

自覚症状

前立腺がんが発生すると、その増殖により、尿道が圧迫されてさまざまな症状がみられるようになります。症状としては、排尿困難(尿が出にくい)、頻尿(排尿の回数が多い)、残尿感(排尿後膀胱に尿が残っている感じ)、夜間多尿、尿意切迫(尿意をもよおしてから我慢ができない)、下腹部不快感、などがあげられます。これらの症状は、前立腺肥大症と同様の症状です。また、ときには、血尿がみられることがあります。

検診時、採取時の注意事項

  • 前立腺疾患で治療中の方は、ご遠慮ください
  • 激しい運動を行った直後、サイクリングした直後は、検査結果に影響が出るので避けて採血をしてください
  • 下記に該当する方は、検診をご遠慮ください
    • ・出血性疾患、または特定の疾患の治療中で薬剤を服用し、止血機能が低下している方
    • ・ショックアレルギーのある方
    • ・出血した場合に血の止まりにくい方
  • 採取後、刺した部分をティシュペーパー等で軽く押さえ、止血用バンソウコウ(カットバン等)を貼って下さい。それでも、止まらない場合は、医師の手当てを受けて下さい。
  • 血液をろ紙に染み込ませた際、裏側にも血液が染み込んでいるのが良い状態です。